#0526 “ポテンツァ・マイクロニードル”と“ダーマペン”の違いをイラスト解説します
みなさん、こんにちは。
とうとう梅雨が明けました。
いきなりジメジメ、ダラダラの酷暑です。
美容の最大の敵、紫外線との戦いがいよいよ始まりました。
ところで、
真夏の美容レーザー治療はやめた方がいいのではないか、と思われている方も多いのではないでしょうか。
実際は、
施術前後2、3日の屋外スポーツやアウトドアを避けていただければ、
ウルセラやサーマクールはもちろん、レーザートーニング(ピコトーニングやスムーストーニング)も問題なく施術できます。
強いてやめておくべきは、シミ取り(スポット治療)やフラクショナルレーザーくらいでしょうか。
これらダウンタイムの強い治療は紫外線による炎症性色素沈着のリスクが高くなります。
ポテンツァのマイクロニードル治療に関しては、
より細く浅いニードルを使用する美白モード(現在キャンペーン中ですが)はアウトドアさえ控えれば夏場でも十分可能です。
ところで、
夏場のレーザートーニングは、私は必須治療だと考えます。
紫外線が極端に強いこの時期ですので、秋以降と比べて治療効果が上がりにくいのは事実ですが、
夏のダメージを可及的に凌いで、秋以降の治療にスムーズに移行できるメリットがあります。
何もしないと、どれだけ日傘をしようが日焼け止めを塗ろうが、ダメージ受け放題です。
確実にくすみ、シミ、肌老化につながります。
マイナスからのスタートとなるため、頑張って治療を続けてきた意味が薄れてくるのが現実なのです。
したがって、私からのアドバイスとしては、
夏場も変わらず、淡々とレーザートーニングを続けましょう!!
これに尽きます。
なんか、最近話題の積立NISAと似てますね。
どんな状況になろうと、淡々と積み立てていきましょう。
▮ポテンツァ・マイクロニードルとダーマペンの違い
2024年春導入のポテンツァですが、
現在開催中の美白モードのキャンペーン効果も加わり、絶好調です。
もう一つ、
ポテンツァのマイクロニードルには美容液を使ったニキビや毛穴に効果がある美肌治療(ドラッグデリバリー)もあります。
こちらの針は、美白モードで使用するSチップと比較すると、少し太くて深く穿刺するので痛みが強くダウンタイムも少し長めになります。
ダメージのある治療ですので、秋以降からの施術本格化を考えております。
もちろん、キャンペーンも予定しておりますので、楽しみにお待ちくださいませ。
今回は、みなさまご存知の“ダーマペン”との比較をイラスト解説いたします。
“ダーマペン”は、最も簡便なマイクロニードル治療ツールとして、世界的に認知されています。
最新のダーマペン4はほとんどの美容皮膚科クリニックで導入されており、受けられた方も多いのではないでしょうか。
そして、当院にお越しいただいた皆さまは当院にはダーマペンを置いていないこともご存知だと思いますが
これまで取り扱わなかった理由についても特に触れることもありませんでした。
国内のほとんどの美容皮膚科クリニックは、各種美容レーザーだけでなく、スレッドリフト(糸)、ヒアルロン酸やボトックスやコラーゲンといった注入系、ダーマペンや水光注射といった“マイクロニードル治療”や、たくさんのコスメなどを取り扱っています。
レーザーなどの美容機器を見ても、廉価版を主体とした低価格治療を中心に構成されています。
低価格でなんでも揃うスーパー的な存在と言うとわかりやすいですね。
対して当院は、全く異なります。
ワンオペクリニックという特殊性もありますが、
美容機器を中心としたラインアップは多数ある機器の中から厳選し、それぞれのジャンルで業界最高級・最上級美容機器を揃えております。
メニューをより厳選した“専門店”、“セレクトショップ”的な存在と言えるのではないでしょうか。
美容初心者でも試しやすい価格帯で、どのクリニックでも扱っているため認知度の高いダーマペンですが、
安い分、効果も大したこともなく痛みが強くリスクも低くないものを当院が扱う理由はないと考えています。
最新のダーマペン4ですら、当院のリピーターさんに伺うとほとんどの方が酷評しておられる、
これが現状です。
意外に痛い、思ったより血が出る、美肌効果もそんなにわからない(もちろん個人差があります)のはまさに値段相応で、
安いから飛びついたと反省している、
と私が聞いても心が痛むようなコメント伺うわけですから、どうして興味が湧くでしょうか。
実際に受けたことのない私が批判するのは間違っているかもしれないのは重々承知です。
ここまで言い切ってしまうと、関係各所からご批判の声もあると思います。
ですが私にとっては、皆さまのお声が全てです。
ダーマペン5になっても6になっても取り扱うことはないでしょう。
ということで、やっと主題に入ります。
ポテンツァ・マイクロニードルのお話です。
マイクロニードル治療は、下の3種類があります。
①ドラッグデリバリーモード(毛穴・肌のハリ・ニキビ跡治療)
②美白モード(肝斑・赤ら顔治療)
③ニキビ・汗管腫モード
ダーマペンとポテンツァのマイクロニードルの比較表です。
苦心して作成しましたので、ぜひご覧ください。
美白モードとドラッグデリバリー(美肌モード)の情報が若干混在して若干わかりにくいかもしれません。
注意してご覧くださいませ。
ダウンタイム期間につきましては、当初2〜5日と想定していましたが、
美白モードでは、当日中に赤みが引いています。
痛みも少ないので麻酔不要、出血もありませんので、かなり安全な治療と言えるのではないでしょうか。
2回目以降出力を上げてみていますが、それでもダウンタイムは延長されませんので、
最近では翌日から化粧可能と説明しており、さらに安心して受けていただいております。
ドラッグデリバリーに関しては、
少し長めのダウンタイムを想定しており、紫外線のダメージが心配な夏場はお勧めしておりません。
美白モードよりは点状出血が多い印象ですが、直後に止まりますし、帰宅後の内出血は認めておりません。
赤みが引くのに2日程度はかかるようです。
美白モードと比較するとまだまだ施術数が少ないので、
秋以降のキャンペーンで症例を蓄積して、当院としてのDataを早めにアップデートできればと思っております。