#0501 【YouTube#006】このシミってきれいに取れる?シミの種類と治療方法を解説!-その②-
みなさん、こんにちは。
毎回すみません、POTENZA納品の件です。
やっと決まりました!!
しびれを切らしてこちらからメーカーの担当者に問い合わせて、やっと決まりました。
もし聞いてなかったら、ずっと連絡が来なかったかもしれない…。
というわけで、2月19日、念願の対面となります。
正式稼働は3月に延期となりますが、徐々に告知していきますね。
合わせて3月6日に企画しておりますPOTENZAのデモですが、
目下、モデルさん募集中です。
当日撮影を予定しており、インタビューもお願いすることになりました。
すでに多くの方からお申し込みをいただいており、ありがとうございます。
当初の募集要項に不備があり訂正をしさせていただいております。
すでにLINEから問い合わせ頂いた方々、大変申し訳ございません。
すでにエントリーされておられる方も再度ご確認いただけますと幸いです。
【デモ日程】 3月6日 15時ごろから1〜2時間程度(時間は分かり次第お知らせいたします)
【応募方法】LINEから【デモ希望】とメッセージください
【募集人数】1,2名(親子、お友達でのご参加を優先いたします)
【応募条件】(明確な基準はありません)
・当院のリピーターで、これまで当院でさまざまな施術を受けてこられた方
・院長を信頼いただいている方
・数日のダウンタイムが大丈夫な方(マイクロニードル使用の場合)
【当選発表】 2月下旬ごろの予定、当選された方のみ連絡いたします
▮【YouTube#006】このシミってきれいに取れる?シミの種類と治療方法を解説!その②
前回に引き続き、2回シリーズのシミ解説です。
今回は第2弾、各シミの治療方法について説明いたします。
①老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)
②脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)
③肝斑(かんぱん)
④雀卵斑(そばかす)
⑤後天性真皮メラノサイトーシス
⑥炎症性の色素沈着
それでは、
シミの種類ごとに、具体的にシミ取り方法を紹介していきます。
①老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)の取り方は?
老人性色素斑は、年を重ねるとできてくる、いわゆる「シミ」になります。
当院では、多くの人を悩ませる老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)は、最新のPQXピコレーザーを使ったシミ取り(Spot)治療が可能です。
PQXピコレーザーを使ったSpot治療はたったの5分程度、スピーディさが嬉しいですね。
ただし、目元のシミについては肝斑との鑑別が重要となります。
肝斑については当院でカウンセリングや施術を受けられた方には時間を割いて説明しておりますが、Spot治療は厳禁です。
他院さんで肝斑を老人性色素斑と誤診され、シミ取りできないどころか悪化してすがりつくように当院に来られる方も多数おられるくらい、診断が難しいシミなのです。
当院のシミ取り希望の初診年齢は、他院さんより圧倒的に高い30代後半以降、20代の方はほとんど来院されません。
その理由は、当院ではイオン導入やケミカルピーリングのような若い世代が好まれる施術を一切しておらず、くすみ取りレーザー(レーザートーニング)といった30代後半以降のミドルエイジを対象とするメニューが中心だからです。
肝斑年齢の方が大多数で、シミ取り来院された方の7割以上が肝斑というのが現状ですので、結果として殆どの方はSpot治療ができず、肝斑治療としてレーザートーニングをお勧めすることになります。
ラッキーにも肝斑ではなく老人性色素斑と診断できた3割の方は、めでたくSpot治療ができたというくらい、適応範囲が狭いのです。
②脂漏性角化(しろうせいかくかしょう)の治療方法は?
脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)は、老人性イボとも呼ばれ、老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)がひどくなり、盛り上がってきた状態のシミです。紫外線対策をしっかりしておられる女性には少なく、長年にわたり日光を浴び続けた男性に多い疾患ですので、診断は比較的容易です。
基本的にPQXピコレーザーのSpot治療で取ることができますが、
盛り上がって塊になってしまうと1回の治療では取り切れず、数回治療が必要となります。
大きすぎる病変に対しては、Spot治療とは別のホクロ治療と同じメニューをオススメすることもございます。
③雀卵斑(そばかす)の治療方法は?
そばかすに関しては、基本的にはSpot治療が可能です。
しかし、肝斑が同居している場合は残念ながらSpot治療は適応外となります。
レーザートーニング(ピコトーニングやスムーストーニング)治療に切り替えて継続治療をすることになります。
レーザートーニング治療は月に一度程度を1年以上繰り返すことによってお肌が綺麗にしていくと同時に雀卵斑も徐々に薄くなっていくといったイメージを持っていただけると、わかりやすいかと思います。
雀卵斑のレーザートーニングは若ければ若いほど反応が良く効きます。
20代だと1〜2年続けると消えてなく方もおられます。
逆に40代を過ぎますと雀卵斑のレーザートーニング効果は顕著に落ちてきますので、雀卵斑でお悩みの方は一日も早く治療を開始することをお勧め致します。
④後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)の治療方法は?
後天性真皮メラノサイトーシスは、診断も治療も非常にむずかしいシミです。
目元を中心に灰色っぽい細かいシミがポツポツできるようなシミですが、肝斑(かんぱん)と見分けがつきにくく厄介です。
残念ながらADMは、PQXピコレーザーでは治療ができません。
ルビーレーザーという当院にない機器での治療が必要です。
ADMと診断を受けた方はルビーレーザーのあるクリニックを受診ください。
⑤炎症性色素沈着(PIH)の特徴や治療は?
炎症性色素沈着ですが、これもまた非常にややこしくて、難しいシミです。
PIHに対しては有効な治療がないためです。
PIHの原因としては、“けが”や“やけど”などが挙げられますが、シミに分類するには無理があると個人的には思っています。
火傷やけがが治っていく過程で、色素沈着をおこし、赤みを伴ったシミのような色を呈します。
数ヶ月〜数年かけて徐々に赤みが落ち着いてきて、シミのような状態に落ち着きます。
落ち着いたといってもよくよく見ると通常のシミより赤みががっているので通常のシミと鑑別がつくはずですが、PIHに対して効くはずもないSpot治療を施すクリニックさんが意外に多く、大変困っています。
PIHに対しては、とにかく焦ってレーザー治療をしてはいけません!
これに尽きます。
数ヶ月、数年我慢して炎症が治まるのを待ち続けること、落ち着くまでは美白治療や、美白化粧品などを使って、ひたすら待ちましょう。
待って待って落ち着いてから、Spot治療を考えましょう。
治りが悪くて結局Spot治療ができないことも多々ありますが、その場合はレーザートーニングなどで改善効果を期待します。
Spot治療もできない、レーザートーニングでも効果がない、それでもどうしてもPIHを治療したい方は、外科手術で患部を除去できる場合もございますので、手術を希望される方は美容外科にご相談ください。
繰り返します。
PIHは医師でも診断の難しいシミです、自己判断での治療選択だけは絶対におやめください。
⑥肝斑(かんぱん)の特徴や治療は?
先に結論をお伝え致します。
肝斑(かんぱん)に対して、シミ取り治療(ピコスポット)は厳禁です!!
そして、残念ながら肝斑を消す治療は、現代医療には存在しません。
フォトフェイシャルやSpot治療で治療できますといった安易な誘いには、絶対に乗らないでください。
肝斑(かんぱん)の増悪する理由として、さまざまな刺激が挙げられます。
例えば、
- 紫外線
- お化粧
- ホルモンバランスの異常
などです。
よく言われるのが、女性特有のホルモンバランスの異常です。
特に妊娠や出産の際のホルモン異常により、肝斑(かんぱん)が出現、増悪する女性が多くいらっしゃいます。
「じゃあ、肝斑(かんぱん)には何もできないのか」と思われそうですが、そういうわけではありません。
レーザートーニング治療は、弱いレーザーを使って月1回を定期的に行っていきます。
月に1回、最低でも1年程度継続しなければ改善は見込めませんが、長く続けることで肝斑は徐々に薄くなってきます。
肌理(キメ)も整ってきますし、毛穴も縮小しますし、しっかりとしたダメージを受けにくい肌に変わってきます。
乾燥肌も劇的に改善する方も多くおられます。
しかし、一度で劇的な効果を実感できるわけではありませんので、1回お試しでやってみたいと方には不向きです。
継続治療が絶対条件で少なくとも5回以上は受けないと効果を実感しにくいので、1年以上レーザートーニングを続けるんだ、いう強い意志を持った方にしかお勧めいたしません。
くすみが取れれば、同時に薄くなった肝斑をSpot治療できる可能性も出てきます。
新規導入のPOTENZAの肝斑メニューにも期待大です。
また、肝斑に対しては、レーザートーニングだけじゃなく、ホームケアも大切です。
当院では、ホームケアもできる家庭用の美白化粧品なども取り扱っています。
医療機関専売の美白化粧品とトラネキサム酸・ビタミンC・ビタミンEなど内服薬、そしてレーザートーニングの3点セットがベストですが、お持ちの化粧品やドラッグストアで購入できるマルチビタミンでも構いません、できる範囲でいいのでとにか頑張って続けていくことが美肌への唯一の道です。
くれぐれも肝斑を消すという認識を改めていただきたいのです。
肌全体をきれいにしてモチベーションを高める、そして肝斑も薄くなればいいな、くらいの気持ちで治療を継続していただきたいと思います。
以上となります。
シミは非常に奥が深く、難しい。
同じタイプのシミでも、レーザーに対する反応が異なります。
取れるものがあれば、再発するものもある。
全く取れないものもある。
シミ診断を邪魔するものがくすみだと私は考えています。
くすみがなくなるとシミがハッキリ浮き出てきます。
シミの正体がハッキリするのです。
肝斑でお悩みの方も、クスミを取ればSpot治療のチャンスが出てきます
Spot治療後再発や悪化のリスクを抑えるためにも、レーザートーニングでくすみ治療から始めることを強くおすすめ致します。
当院では、お客様の理想と私たち医師の考えとのズレが出ないよう、はじめにカウンセリングをさせていただいております。
通常は受付スタッフから、担当看護師に変わり、場合によっては、カウンセラーに変わって、ドクターと話をする流れですが、宝塚ヒルズクリニックははじめから医師である私が担当させていただく完全ワンオペで運営をしております。
ですので、短時間で済むのに手厚いのが私のウリのひとつでもあると思いますので、いいなと思っていただけた方は、公式LINEからお気軽にメッセージにてお問合せください。
それでは、本日もお読みいただきありがとうございました。